2018年04月05日

snxが動かなくて・・・

WindowsからCheckPointのVPNで接続して、AS400端末で働くような環境の場合、Ubuntu上で互換環境(snx + TN5250)を実現できるといいなと思うことがあります。
結果としては、いろいろやってはみたものの現時点でVPN接続を確立できなかったため、Ubuntu上に互換環境を構築することはできませんでした。
将来さらにトライしてみることもあると思うので、備忘のためにメモを残しておきます。

1. snxを動かすのに必要になるライブラリをインストールします。
$ sudo dpkg --add-architecture i386
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install libstdc++5:i386 libxcb1:i386 libaudit1:i386 libgcc1:i386 libxau6:i386 libxdmcp6:i386 libpam0g:i386 libx11-6:i386

2. snxインストールのためのスクリプトを取得のうえ、インストールを実行します。
$ wget https://github.com/g3n1k/linux-check-point-web-based-client/raw/master/snx_install.sh
(スクリプトは自社のVPNサーバから取ってくることもできます→ $ wget --no-check-certificate https://xxx.xxx.xxx.xxx/sslvpn/SNX/INSTALL/snx_install.sh)
$ sudo sh ./snx_install.sh

3. snxインストール後、必要なライブラリがそろっているかどうか、確認します。
$ sudo ldd /usr/bin/snx
linux-gate.so.1 (0xf7fba000)
libX11.so.6 => /usr/lib/i386-linux-gnu/libX11.so.6 (0xf7e57000)
libpthread.so.0 => /lib/i386-linux-gnu/libpthread.so.0 (0xf7e38000)
libresolv.so.2 => /lib/i386-linux-gnu/libresolv.so.2 (0xf7e20000)
libdl.so.2 => /lib/i386-linux-gnu/libdl.so.2 (0xf7e1b000)
libpam.so.0 => /lib/i386-linux-gnu/libpam.so.0 (0xf7e0b000)
libnsl.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/libnsl.so.1 (0xf7df0000)
libstdc++.so.5 => /usr/lib/i386-linux-gnu/libstdc++.so.5 (0xf7d31000)
libc.so.6 => /lib/i386-linux-gnu/libc.so.6 (0xf7b55000)
libxcb.so.1 => /usr/lib/i386-linux-gnu/libxcb.so.1 (0xf7b29000)
/lib/ld-linux.so.2 (0xf7fbc000)
libaudit.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/libaudit.so.1 (0xf7aff000)
libm.so.6 => /lib/i386-linux-gnu/libm.so.6 (0xf79fb000)
libgcc_s.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/libgcc_s.so.1 (0xf79dd000)
libXau.so.6 => /usr/lib/i386-linux-gnu/libXau.so.6 (0xf79d9000)
libXdmcp.so.6 => /usr/lib/i386-linux-gnu/libXdmcp.so.6 (0xf79d2000)
libcap-ng.so.0 => /lib/i386-linux-gnu/libcap-ng.so.0 (0xf79cc000)
libbsd.so.0 => /lib/i386-linux-gnu/libbsd.so.0 (0xf79b1000)
librt.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/librt.so.1 (0xf79a7000)
上記のように、すべての行に対応ファイルが表記されていれば、問題なくsnxを実行できます。
ファイルが見つからない場合は、そのファイルをふくむパッケージをインストールする必要があります。

4-1. コマンドラインでsnxを動かす。
$ snx -s xxx.xxx.xxx.xxx -u username
認証がとおりませんでした。

4-2. python上で動かす「snxvpn」をためしてみました。
$ sudo apt-get install python-pip
$ pip install snxvpn
$ snxconnect -H xxx.xxx.xxx.xxx -U username
これもcertificateが承認されません。

4-3. Windowsで接続しているVPNクライアントからcertificateを拝借してくる。
認証情報は「C:\Program Files (x86)\CheckPoint\Endpoint Connect\trac.config」に保管されているのですが、通常このファイルは暗号化されているため、直接このファイルから認証情報を取り出すことはできません。
暗号化を解除するためには、まずVPNクライアントとバックグラウンドで走っているCheckPointサービスを停止したうえで、おなじフォルダにある「trac.defaults」ファイルの「OBSCURE_FILE」引数を「1」から「0」に変更します。
その状態でCheckPointサービスとVPNクライアントを起動すると、「trac.config」に暗号化されないままの認証情報が保存される、というわけです。
エディタで「trac.config」ファイルを開くと、「ica_cert_object」項目の「PARAM」タグで囲まれた部分に、certificateが記入されているのが見つかります。
その部分をそのまま(改行をふくめて)コピーし、「vpn_certificate.crt」とでも名前をつけたテキストファイルにペーストし、「-----BEGIN CERTIFICATE-----」「-----END CERTIFICATE-----」で囲みます。
結果として、「vpn_certificate.crt」ファイルは、以下のように記述されます。

-----BEGIN CERTIFICATE-----
暗号化されない「trac.config」ファイルから取り出したcertificate
-----END CERTIFICATE-----

Windowsから取り出したcertificateファイルを、以下のコマンドでUbuntuに認識させます。
$ sudo cp vpn_certificate.crt /usr/local/share/ca-certificates/
$ sudo update-ca-certificates

この状態でふたたびsnxconnectコマンドをためしましたが、今度はcertificateとhost名が一致しないというようなエラーで、けっきょく接続できませんでした。
$ snxconnect -H xxx.xxx.xxx.xxx -U username

4-4. javaが動作する古いFirefoxをインストールする方法もためしてみました。
$ mkdir -p ~/bin && cd ~/bin
~/bin$ wget https://ftp.mozilla.org/pub/firefox/releases/45.0esr/linux-x86_64/en-US/firefox-45.0esr.tar.bz2
~/bin$ tar xvf ./firefox-45.0esr.tar.bz2
~/bin/firefox$ sudo apt-get install gcc libstdc++5 lib32gcc1 lib32stdc++6
この状態でFirefoxを起動し、VPNサーバへアクセスしてみましたが、やはり接続はできませんでした。

けっきょく接続できなかったのですが、Ubuntu端末がわの不備なのか、VPNサーバがわの設定の問題なのか、いまひとつはっきりしません。
とりあえず現時点ではあきらめることにしましたが、Ubuntuがわの環境がかわればまたべつの可能性も生まれるので、ちかいうちに再チャレンジしてみるつもりです。

参考ウェブページ一覧表(順不同)

https://github.com/schlatterbeck/snxvpn
https://pypi.python.org/pypi/snxvpn
https://github.com/schlatterbeck/snxvpn/issues/7
http://checkpoint-master-architect.blogspot.jp/2012/09/e75x-endpoint-connect-client-decrypting.html
https://g3n1k.wordpress.com/2017/05/12/linux-check-point-web-vpn-client/
posted by hatakazu at 10:21| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

USBメモリへインストールイメージを書きこむ手順

まずはデバイス一覧を表示して、イメージを書きこむUSBメモリのデバイス名を確認します。

$ sudo fdisk -l

ハードディスク一台の構成であれば、USBメモリは「/dev/sdb」などに割りあてられていることが多いと思います。
次に、対象となるインストールイメージを保存しているフォルダへ移動します。
イメージを書きこむためにはddコマンドを使用しますが、「if」オプションで対象となるイメージファイルを、「of」オプションで書きこみ先のデバイスを指定します。

$ sudo dd if=./xxxxxx.iso of=/dev/sdb

以上のかんたんなコマンドひとつで作業は完了しますが、ddコマンドは非常に強力な作用をおよぼすので、くれぐれも書きこむUSBメモリのデバイス名をまちがえないように注意しないといけません。
posted by hatakazu at 10:56| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする

2018年03月30日

Ubuntu 18.04 LTS (Bionic Beaver)のこと

Ubuntuの現在の長期サポート版(LTS)のバージョンは16.04ですが、そろそろ次のLTSバージョンである18.04が登場します。
現在はベータリリースの段階で、4月26日にファイナルリリースが予定されています。
hatakazuは、仕事では会社で決められたWindowsコンピュータを使いますが、プライベートでは基本的にLinuxを使うひとです。
Lunuxにはいろいろなディストリビューションがありますが、そのなかでもUbuntuはDebianベースの安定性と堅牢性を維持しながらも、直感的に操作しやすいインターフェースをもっており、普段使いには最適なディストリビューションのひとつだと思います。
世界中にユーザがたくさんいるのも理解できます。
hatakazuもその意味で、Ubuntuの長期サポート版にはたいへんお世話になっており、今回もいちはやく18.04をインストールしてみようと思っています。
ベータ版をためしてみるかどうかはまだ考慮中。
posted by hatakazu at 22:20| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

Lubuntu (32-bit) on nx6120

Vine Linuxで使っていたnx6120にLubuntuをインストールしてみたのですが、最終的にはPAE機能を要求してくる部分をうまくとりあつかうことができず、Vine Linuxにもどしてしまいました。
動作もかるく、快適に使えそうな印象だっただけに、残念です。
これについては、nx6120を使うのをやめたらまったく必要なくなってしまうわけではあるのですが、なんとなくくやしいので今度きちんと調べてみようと思っています。
とりあえず、今後あらためて挑戦するときのために、インストール手順をまとめておきます。


「http://lubuntu.me/」のダウンロードページ「http://lubuntu.me/downloads/」から、最新の長期サポート版「Lubuntu Version 16.04.3 LTS Alternate 32-bit」のイメージファイル「lubuntu-16.04.1-alternate-i386.iso」を取得します。
イメージファイルの拡張子を「iso」から「img」へ変更して保存したうえで、「Win32DiskImager」で「lubuntu-16.04.1-alternate-i386.img」を選択、インストールに使用するするUSBメモリを接続したDeviceを指定して「Write」ボタンを押します。
これでUSBメモリに「Lubuntu Version 16.04.3 LTS Alternate 32-bit」のインストールイメージが書き込まれます。

nx6120にUSBメモリを挿入、電源を入れてすぐ「F10」を押してBIOS設定画面へいき、USBドライブからブートします。
USBメモリからLubuntuインストーラが起動しますが、通常のインストール方法ではnx6120にLubuntuをインストールすることはできません。
Lubuntuは古いCPUがPAE機能をもっていることをあてにしていますが、nx6120に搭載されている「Celeron M」チップがPAE機能をもっていることが認識できないため、「PAE機能をサポートしてないCPUです、インストールできません」というエラーになってしまうのです。
そんな場合は動作を選択する画面まできたところで「F6」キーを押下、「ESC」キーを押してぬけたところで、ブートオプションを指定してやります。
既存のオプション指定文字列の最後にある「--」の前後に二回、「forcepae」と追加してやることで、この部分のエラーを解消してインストール作業をすすめられるようになります。
ファイルのコピーが終わったら、インストールメディアを抜いてから再起動するように指示されるので、UBSメモリを取りはずしてから「Enter」キーを押下して、コンピュータをリブートさせます。
オープニング画面で登録したユーザを選び、設定したパスワードを入力すれば、Lubuntuのデスクトップがあらわれます。
そのあと、hatakazuの使用形態にあわせて設定した部分を、以下に列挙しておきます。

ターミナル
「Ctrl」+「Alt」+「T」で端末が開きます、よく使うので画面下部のバーにアイコンを出しておきます。

無線LANチップ「BCM4306」用ファームウェアのインストール
Lubuntu(というかUbuntu)では、コマンドひとつでファームウェアがインストールされ、すぐに認識されて使えるようになります。
$ sudo apt-get install firmware-b43-installer

chromiumインストール
$ sudo apt-get install chromium-browser

「chromium-browser」を起動したときに、「NSS」の更新を要求するエラーメッセージが出た場合、要求されたパッケージをインストールすれば起動できるようになります。
$ sudo apt-get install libnss3

exfatフォーマット対応により、「mkfs.exfat /dev/sdx」などのコマンドで、sdカードなどをexfat形式でフォーマットできるようになります。
$ sudo apt-get install exfat-fuse exfat-utils

Android端末とのMTP接続には、MTP関連のファイルをまとめてインストールします。
$sudo apt-get install mtpfs
$sudo apt-get install mtp-tools
$sudo apt-get install gmtp


参考ウェブページ一覧表(順不同)

https://help.ubuntu.com/community/PAE
https://help.ubuntu.com/community/PAE/PentiumM
http://pcmemo.take-uma.net/linux/lubuntu14.04_penm
posted by hatakazu at 21:15| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

HP Compaq nx6120にVine Linux 6.5 (32 bit)をインストールする

自宅のリビングになにかしら端末が必要なのですが、たいしたことをするわけではないのでお金をかけるのもめんどうだし、Windows XP時代のラップトップであるnx6120を使えるようにしようかと。
まあ、なんだかんだと理由をつけてはいますが、ただ古いコンピュータを動かして遊びたいだけです・・・。
無線でインターネットにつながってネットサーフィンと電子メール、ときどき仕事の用事をそのまますませられれば必要にして十分、というくらいの使いかたを想定しています。
もちろんWindowsで動かすわけにはいかないので、オペレーションシステムはLinuxにするとして、まずは軽くて日本語環境のととのったRed Hat系ディストリビューション「Vine Linux」をインストールしてみることにしました。
なにしろ古い機械のこと、ハードウェア互換性などの問題が発生することも想定されるので、いろいろためしてみてけっきょくべつのディストリビューションになるかもしれませんが。
代替オペレーションシステムの候補としては、やっぱりUbuntu(というかLubuntu)ということになるんでしょうね。

まずはWindows上での準備作業から。
「https://vinelinux.org/」画面で「ダウンロード」ボタンをクリック、「PC/AT互換機(32bit)」を選択してから、「ダウンロード」ボタンを押下します。
「Vine65-DVD-i686.iso」ファイルをダウンロードしたら、ダウンロードしたフォルダへ移動して、イメージファイルの拡張子を「iso」から「img」へ変更のうえ保存します。
「Win32DiskImager」で「Vine65-DVD-i686.img」を選択、インストールに使用するUSBメモリを接続したDeviceを指定して「Write」ボタンを押します。
これでUSBメモリに「Vine Linux 6.5 (32 bit)」のインストールイメージが書き込まれます。

nx6120にUSBメモリを挿入、電源を入れてすぐ「F10」を押してBIOS設定画面へいき、USBドライブからブートします。
インストール手順は標準的で、言語とキーボードの選択→パーティションとネットワークの設定→タイムゾーンの選択→ユーパーユーザのパスワードと一般ユーザの設定→インストールパッケージの選択、という流れです。
インストールメディアを抜いてから再起動するように指示されるので、UBSメモリを取りはずしてから「Enter」キーを押下して、コンピュータをリブートさせます。
オープニング画面で登録したユーザを選び、設定したパスワードを入力すれば、Vine Linuxのデスクトップがあらわれます。
そのあと、hatakazuの使用形態にあわせて設定した部分を、以下に列挙しておきます。

Google Chromeは32ビット版の提供を終了しているので、どこかで古いrpmファイルを入手できればインストール可能ですが、依存関係に問題が発生するかも。

$ sudo apt-get install google-chrome-stable_current_i386.rpm

Chromeがインストールできない場合はChromiumをインストールすることになりますが、JAVA(JRE)インストールのうえ、Chromiumプラグインフォルダ「/usr/lib/chromium/plugins」から「/usr/java/jreXXX/lib/i386/libnpjp2.so」へシンボリックリンクをはることで、ChromiumからJavaを利用できるようになります。
まずは「https://www.java.com/en/download/linux_manual.jsp」から「jre-8u151-linux-i586.rpm」を取得、以下のコマンドでインストールします。

$ sudo apt-get install jre-8u151-linux-i586.rpm

つづいて、Chromiumプラグインフォルダ「/usr/lib/chromium/plugins」へ移動、「/usr/java/jreXXX/lib/i386/libnpjp2.so」へシンボリックリンクをはります。

$ cd /usr/lib/chromium/plugins
$ sudo ln -s /usr/java/jreXXX/lib/i386/libnpjp2.so

USBディスクから起動するChromium OSと共存するなどの場合は、「システム」→「システム管理」→「日付と時刻」の「タイムゾーン」タブで、「システムクロックでUCTを使用」にチェックをいれておかないと、時計がどんどんずれていってしまいます。
ついでにNTPサーバを指定、「time.google.com」「s2csntp.miz.nao.ac.jp」「ntp.jst.mfeed.ad.jp」「ntp.ring.gr.jp」「ntp.nict.jp」あたりを使えば、まちがいないと思います。

7z圧縮形式に対応するため、「p7zip」「p7zip-plugins」をインストールします。

$ sudo apt-get install p7zip p7zip-plugins

exfatフォーマットに対応するため、「fuse-exfat」「exfat-utils」をインストールします。
「mkfs.exfat /dev/sdx」のようなコマンドで、exfat形式でフォーマットすることもできるようになります。

$ sudo apt-get install fuse-exfat exfat-utils

無線LAN:BCM4306用ファームウェア「b43-openfwwf」インストール ← 以前のバージョンのVine Linuxなら、「sudo apt-get install b43-openfwwf」コマンド一発で無線LAN接続できるようになっていたのですが、カーネルがバージョンアップしたせいか、Vine Linux 6.5ではこの方法はうまくいきませんでした。
BroadcomのBCM4306チップ用の適切なファームウェアをインストールする必要があり、nx6120でVine Linux 6.5を使ううえでいちばん手間のかかる部分ですが、やはりきちんと無線LAN接続できるようにしておかないと不便です。

まずは、以下のコマンドを実行し、チップ型式を確認します。

$ lspci -vnn -d 14e4:

かえってきた値は「14e4:4320」なので、legacyではないほうのb43でサポートされる「BCM4306/3」チップということになります。
準備として、BroadcomのドライバからLinux用ファームウェアを切り出してくるツール、「b43-fwcutter」をインストールします。

$ wget http://bues.ch/b43/fwcutter/b43-fwcutter-018.tar.bz2 http://bues.ch/b43/fwcutter/b43-fwcutter-018.tar.bz2.asc
$ gpg --verify b43-fwcutter-018.tar.bz2.asc
$ tar xjf b43-fwcutter-018.tar.bz2
$ cd b43-fwcutter-018
$ make
$ sudo make install

あるいは、「b43-fwcutter-018」ディレクトリにコマンドを保存しておいて、このディレクトリから直接実行してもO.K.です。
つづいて、適切なバージョンのドライバをダウンロードして、「b43-fwcutter」でファームウェアを切り出します。
「$ uname -r」で確認したカーネルのバージョンが3.2以降なら「broadcom-wl-5.100.138」を、それより古い場合は「broadcom-wl-5.10.56.27.3」を使うことになります。
「Vine Linux 6.5」では「4.4.92-1vl6」という値がかえってきたので、前者に該当します。

カーネルのバージョンが3.2以降
$ export FIRMWARE_INSTALL_DIR="/lib/firmware"
$ wget http://www.lwfinger.com/b43-firmware/broadcom-wl-5.100.138.tar.bz2
$ tar xjf broadcom-wl-5.100.138.tar.bz2
$ sudo b43-fwcutter -w "$FIRMWARE_INSTALL_DIR" broadcom-wl-5.100.138/linux/wl_apsta.o

カーネルのバージョンがそれより古い場合
$ export FIRMWARE_INSTALL_DIR="/lib/firmware"
$ wget http://mirror2.openwrt.org/sources/broadcom-wl-5.10.56.27.3_mipsel.tar.bz2
$ tar xjf broadcom-wl-5.10.56.27.3_mipsel.tar.bz2
$ sudo b43-fwcutter -w "$FIRMWARE_INSTALL_DIR" broadcom-wl-5.10.56.27.3/driver/wl_apsta/wl_prebuilt.o

export関数をつかって「lib/firmware」ディレクトリに書き込むよりも、ホームディレクトリに書き出してから「lib/firmware」ディレクトリに移動させたほうが、操作としてはかんたんかもしれません。
ここまででBroadcomチップが認識され、Wi-Fi接続が可能になりそうなものなのですが、「Wireless is disabled by hardware switch」と表示されてWi-Fi接続がアクティブになりません。
「Wireless is disabled by hardware switch」状態になり、Wi-Fiを有効化できない場合は、「rfkill」コマンドが必要になることがあります。
「https://www.kernel.org/pub/software/network/rfkill/」から「rfkill-0.5.tar.bz2」を取得、解凍のうえ、「make」→「make install」でインストールします。

$ tar xjf rfkill-0.5.tar.bz2
$ cd rfkill-0.5
$ make
$ sudo make install

あるいは、「rfkill-0.5」ディレクトリにコマンドを保存しておいて、このディレクトリから直接実行してもO.K.です。

$ sudo rfkill list (Wi-Fiデバイスがブロックされているかどうか確認)
$ sudo rfkill unblock all (ブロックされているデバイスのブロック解除)

きちんとロック解除されたら、以下のコマンドでネットワークを起動します。

$ sudo /etc/init.d/network start

起動時に自動的にネットワークに接続したい場合は、以下のコマンドを実行しておきます。

$ sudo chkconfig network on

Wi-Fiデバイスをめぐるモジュールの競合を回避するため、ブラックリストを整備します。
どうやらb43で動いているようなので、「/etc/modprobe.d/modprobe.conf」ファイルを開き、それ以外のモジュールをブラックリストに追加します。

--
# to avoid b43 conflict
blacklist brcmsmac
blacklist wl
--

※いろいろやってはみたものの、けっきょく現時点でWi-Fiがブロックされてしまう状態を回避することができなかったので、とりあえず起動スクリプトにrfkillコマンドを書き込んで起動時にブロック解除しています。
「/etc/rc.d/rc.local」に以下の行を追加しました。

--
# enable Wi-Fi
rfkill unblock all
--

なんとかしてブロックされる原因をつきとめて、もうすこしスマートに起動できるようにしたいですね。
でもまあ、いちおうふつうに使える環境はととのったので、とりあえずこのまま「Vine Linux 6.5」でいろいろやってみようと思っています。


参考ウェブページ一覧表(順不同)

http://blog.indeep.xyz/2015/05/setup_wlan_on_lubuntu_to_compaq6710b/
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/923usebcm43xx.html
http://mkserver.dip.jp/vinelinux/perform/hardware/0013.html
http://d.hatena.ne.jp/sutara_lumpur/20130124/1359015882
https://wireless.wiki.kernel.org/en/users/Drivers/b43#Other_distributions_not_mentioned_above
http://linuxwireless.sipsolutions.net/en/users/Drivers/b43/
https://wiki.archlinux.jp/index.php/Broadcom_%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9
https://wireless.wiki.kernel.org/en/users/Documentation/rfkill
https://www.kernel.org/pub/software/network/rfkill/
https://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/jberg/rfkill.git
https://wiki.archlinux.jp/index.php/Broadcom_%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9
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2017年12月22日

Ubuntu 16.04 LTSのインストールと設定

Vine Linuxをインストールしていた自宅のラップトップの調子がわるく、ファイルを破損しているようでいろいろな設定ができなくなってしまったため、OSをインストールしなおすことにしました。
修復するのがめんどうだったということはありますが、せっかくの機会ではあるのでなにかあたらしいことをやってみたくて、今回はUbuntuを使ってみることにしました。
もともとPC98でFreeBSDをいじりはじめて、PC/ATに移行してからも、プライベートではずっとLinuxベースでした。
でも、これまではSlachware系とRed Hat系のディストリビューションを使うことがおおく、ひょっとしたらDebial系のディストリビューションは初めてかもしれません。
そういう意味で、ちょっと新鮮で楽しみですね。

「https://www.ubuntulinux.jp/」から、最新の長期サポート版日本語対応バージョン「Ubuntu 16.04 LTS 日本語 Remix」のイメージファイル「ubuntu-ja-16.04-desktop-amd64.iso」を取得します。
イメージファイルの拡張子を「iso」から「img」へ変更して保存したうえで、「Win32DiskImager」で「ubuntu-ja-16.04-desktop-amd64.img」を選択、インストールに使用するするUSBメモリを接続したDeviceを指定して「Write」ボタンを押します。
これでUSBメモリに「Ubuntu 16.04 LTS 日本語 Remix」のインストールイメージが書き込まれます。

USBメモリを挿入、コンピュータの電源を入れて、USBからブートします。
USBメモリからUbuntuを起動するか、Ubuntuをハードディスクにインストールするか、選ぶ画面が出ますが、今回はそのままハードディスクへインストールしてしまいます。
インストール手順は、たいていのLinuxディストリビューションでだいたいおなじような流れになっています。
Ubuntuはとくにかんたんで、迷うところなく標準的なセットアップが完了します。
インストールメディアを抜いてから再起動するように指示されるので、UBSメモリを取りはずしてから「Enter」キーを押下して、コンピュータをリブートさせます。
オープニング画面で登録したユーザを選び、設定したパスワードを入力すれば、Ubuntuのデスクトップがあらわれます。
そのあと、hatakazuの使用形態にあわせて設定した部分を、以下に列挙しておきます。

ターミナル
「Ctrl」+「Alt」+「T」で端末が開くので、ランチャにあらわれたアイコンを右クリックして、ランチャに固定しておきます。

日本語まわりの設定(Mozcインストール→入力メソッドを「Mozc」に設定)
$ sudo apt-get install ibus-mozc

chromeインストール
「https://www.google.com/chrome/browser/desktop/index.html」画面で「Chromeをダウンロード」ボタンを押し、「64 bit .deb (Debian / Ubuntu 版)」を選択してから、「同意してインストール」ボタンを押します。
「google-chrome-stable_current_amd64.deb」ファイルをダウンロードしたら、ダウンロードしたフォルダへ移動して、以下のコマンドを入力してインストールします。
ターミナルから「google-chrome」コマンドで起動できるようになるので、ランチャにあらわれたアイコンを右クリックして、ランチャに固定しておきます。
$ sudo apt-get install google-chrome-stable

--別法--
$ sudo sh -c 'echo "deb http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main" >> /etc/apt/sources.list.d/google.list'
$ sudo wget -q -O - https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add -
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install google-chrome-stable
--

「google-chrome」を起動したときに、「NSS」の更新を要求するエラーメッセージが出た場合、要求されたパッケージをインストールすれば起動できるようになります。
$ sudo apt-get install libnss3

exfatフォーマット対応により、「mkfs.exfat /dev/sd」などのコマンドで、sdカードなどをexfat形式でフォーマットできるようになります。
$ sudo apt-get install exfat-fuse exfat-utils

Android端末とのMTP接続には、MTP関連のファイルをまとめてインストールします。
$sudo apt-get install mtpfs
$sudo apt-get install mtp-tools
$sudo apt-get install gmtp

このごろサイズの大きいファイルを配布するのに、「7z」形式が増えてきているので、それに対応する「p7zip」をインストールします。これにより、「$ p7zip -d xxxxx.7z」コマンドで「7z」形式のファイルを解凍できるようになります。
$ sudo apt-get install p7zip-full

パッケージ管理ソフト「Synaptic」をインストール、これもランチャに固定しておきます。
$ sudo apt-get install synaptic

初代iPod Shuffleに音楽ファイルを転送するため、「gtkpod」をインストールします。
iPodが自動的に認識されないときは、synapticを起動して、iPodの認識を妨げている「libgpod-common」を削除してやればO.K.です。
$ sudo apt-get install gtkpod
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2017年12月18日

Ubuntuでも遊んでみようかな

自宅で使っているVine Linuxパソコンの調子がわるく、うまく設定できない部分があって調べてみたら、なんだかいろいろファイルがこわれてしまっているようです。
なぜこんなことになってしまったのか、原因はまったくわかりませんが・・・。
このところ使用するデバイスが増えて、それを接続できるように設定しなきゃと思っていたのですが、そのまえにそもそもオペレーションシステムをインストールしなおしたほうがいいかも、というような状態です。
どうせ再インストールするなら、せっかくの機会なのでデータをすべてバックアップしてクリーンインストール、できればべつのディストリブーションをためしてみたいですね。
やっぱりUbuntuかな、遊んでみるとすれば。
いじりはじめるとそれなりに手間はかかるので、まとまった時間をつくるとなると、やっぱり年末年始休暇のあいだにやるとしましょうかね。
posted by hatakazu at 23:36| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

Vine Linux 6.5(64ビット)でChromeを使う

「https://www.google.com/chrome/browser/desktop/index.html」画面で「Chromeをダウンロード」ボタンを押し、「64 bit .rpm (Fedora / openSUSE 版)」を選択してから、「同意してインストール」ボタンを押します。
「google-chrome-stable_current_x86_64.rpm」ファイルをダウンロードしたら、ダウンロードしたフォルダへ移動して、以下のコマンドを入力してインストールします。

$ sudo apt-get install google-chrome-stable_current_x86_64.rpm

Chromiumしかインストールできない場合、JAVA(JRE)インストールのうえ、Chromiumプラグインフォルダ「/usr/lib64/chromium/plugins」から「/usr/java/jreXXX/lib/amd64/libnpjp2.so」へシンボリックリンクをはることで、ChromiumからJavaを利用できるようになります。
まずは「https://www.java.com/en/download/linux_manual.jsp」から「jre-8u25-linux-x64.rpm」を取得、以下のコマンドでインストールします。

$ sudo apt-get install jre-8u25-linux-x64.rpm

つづいて、Chromiumプラグインフォルダ「/usr/lib64/chromium/plugins」へ移動、「/usr/java/jreXXX/lib/amd64/libnpjp2.so」へシンボリックリンクをはります。

$ cd /usr/lib64/chromium/plugins
$ sudo ln -s /usr/java/jreXXX/lib/amd64/libnpjp2.so
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Vine Linux 6.5(64ビット)で初代iPod shuffleをマウントする

Vine Linuxをインストールしたコンピュータに初代iPod shuffleを接続しても認識されず、gtkpodから見えるようにならないため、操作できない状態だったのですが、意外とかんたんに解決できたので記録しておきます。
以下のファイルを変更することでマウントできるようになるとの情報があり、さっそくやってみたところ、あっさりと解決しました。

/lib/udev/rules.d/90-libgpod.rules

このファイルのなかの「ENV{DEVTYPE}==」の値を「"partition"」から「"disk"」へ変更するだけ。
iPod shuffleが自動的に認識されるので、そのままgtkpodからも問題なく操作できるようになります。
posted by hatakazu at 01:44| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする