途中までは黒番の井山裕太十段が打ちやすそうだと思ってみていましたが、白番の村川大介八段が粘りづよく戦って中押し勝ち、初めての十段位獲得となりました。
井山裕太十段は碁聖位、名人位につづく失冠、四冠に後退ということになりました。
しかしそれにしても、「もっといい手があったと思うがわからなかった。全体的にきわどい場面は多かったと思うが、結果としてものにできなかったのがいまの力。一から出直し、力をたくわえてまた戻ってこられたら」という言葉は、ほんとうに井山裕太十段らしいと感じました。
捲土重来を期すあらたな挑戦に、注目したいと思います。