井山裕太棋聖が三勝一敗と防衛に王手をかけたあと、山下敬吾九段がカド番から一勝をかえして、通算二勝三敗としてむかえた第六局。
山下敬吾九段としては負けたら終わりという状況には変わりありませんが、白番でこの大切な一局を勝ちきって三勝三敗とまきかえし、ついに最終第七局での決着にもちこみました。
番勝負で圧倒的な強さを見せつけてきた井山裕太棋聖が、名人戦七番勝負につづいて、三勝一敗から勝ちきれないまま最終局まできてしまいました。
そのあたりはすこし心配ではありますが、シリーズとしては最高におもしろい展開になりました。
来週3月14日(木)15日(金)に打たれる、最終決着となる第七局、楽しみです。