「kobo aura」を四年くらい使ってきて、さすがに動作がおそいのが気になりはじめたので、次は「kindle paperwhite (32 GB)」をためしてみようかなと。
それにさいしては、まずはこれまでkoboで読んでいたepub形式の電子書籍を、kindleで読めるmobi形式に変換しておく必要があります。
とりあえず、「KindleGen」というamazonのツールがLinuxネイティブで動きそうなので、これを使ってみることにしました。
1. 前提となる環境
インストールするコンピュータの仕様は以下のとおり。
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Dell Inspiron 14 7472 Core i7モデル 18Q42P
OS:Ubuntu 18.04 LTS 日本語 Remix
CPU:インテル Core i7-8550U (4Mキャッシュ、最大4.0GHz)
GPU:NVIDIA GeForce MX150 GDDR5 2GB
メモリー:8GB DDR4 2400MHz(最大16GB)
保存装置:128GB SSD (Windows10) + 1TB 5400rpm HDD (Ubuntu18.04)
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2. 「KindleGen」のダウンロードとインストール
「amazon.com」の「KindleGen」ページへいき、「Downloads」セクションの「I agree to terms of use」にチェックをいれてから、「KindleGen v2.9 for Linux 2.6 i386」の横にある「Download Now」ボタンをクリックします。
ダウンロードされた「kindlegen_linux_2.6_i386_v2_9.tar.gz」ファイルを解凍し、パスのとおったディレクトリへ移動します。
$ tar zxvf kindlegen_linux_2.6_i386_v2_9.tar.gz
$ sudo mv kindlegen /usr/local/bin/ (「~/bin」にパスをとおしてある場合は「$ mv kindlegen ~/」 -> 「$ ln -s ~/kindlegen/kindlegen ~/bin」でO.K.)
以上でインストールは完了し、「kindlegen」コマンドを使えるようになります。
3. 「KindleGen」の使いかた
「Ctrl」+「Alt」+「T」キーを押してターミナルを開き、変換したいepubファイルを引数指定して「kindlegen」コマンドを実行するだけで、kindleで読めるmobiファイルを生成することができます。
たとえば「sample.epub」ファイルが「~/epub」ディレクトリにあるとすれば、実行するコマンドは以下のようになります。
$ kindlegen ~/epub/sample.epub
問題なく変換処理が終了すれば、もとの「sample.epub」ファイルがあるおなじ「~/epub」ディレクトリに、「sample.mobi」ファイルが生成しているはずです。
生成したmobiファイルをkindleへ転送すれば、これまでkoboで読んでいた電子書籍をほぼそのまま、kindleで読むことができるようになります。
参考ウェブページ一覧表(順不同)
https://kindlegen.s3.amazonaws.com/Readme.txt