2018年09月13日

第43期名人戦七番勝負第二局

井山裕太名人に張栩九段が挑戦する第43期名人戦七番勝負、井山裕太名人の先勝を受けての第二局が、9月12日から13日にかけて打たれました。
連敗してしまうと苦しくなる張栩九段としては、なんとしても勝ちたい一局だったはずだし、じっさいその気持ちがよくあらわれた激闘になりました。
中盤から白番の井山裕太名人がすこし打ちやすそうな感じでしたが、あきらめずに迫りつづける張栩九段に対して先に持ち時間を使いきり、けっきょくそのあと四時間以上を秒読みのなかで戦うことになった井山裕太名人。
秒に追われる状態では避けられないちいさなミスもあって、黒番の張栩九段がかなり追いあげていたようですが、それでもしっかり勝ちきるのはさすがとしかいいようがありません。
個人的には二日め昼食休憩再開直後、黒番の張栩九段が右辺の黒模様のなかにぽつんと置かれた白一子を大きく包囲していったところ、井山裕太名人がきれいに連絡して、左辺黒四子の復活を許しながらも局面のバランスをたもったところがハイライトでした。
全七冠制覇から六冠に後退し、許家元碁聖をふくめた若手の追撃もどんどんはげしくなるなかではありますが、ますます強しとの印象を残しました。
井山裕太名人がつねに目標としている世界戦のほうも、2018三星火災杯ワールド囲碁マスターズ大会で、日本選手としてただひとり十六強いりをはたしています。
本戦での活躍をいまから応援したいですね。
井山裕太名人と張栩九段との名人戦七番勝負、第三局以降もこの調子で激闘がつづきそうですが、ほかのタイトル防衛戦でも挑戦者が決まってきています。
天元戦挑戦者は山下敬吾九段、本因坊戦七番勝負につづいての挑戦手合い登場となりますが、今度は持ち時間三時間の五番勝負ででどう戦うか。
そして昨日、一力遼八段が本木克弥八段との挑戦者決定戦を制して、碁聖戦の挑戦者に名乗りをあげました。
一力遼八段はポスト井山の最有力候補とも目されながら、番勝負で井山六冠に勝てず、初タイトルまであと一歩というところで苦しみつづけています。
こちらも目がはなせません、楽しみです。
posted by hatakazu at 22:13| Comment(0) | 囲碁とか | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。