2018年07月23日

「Ubuntu 18.04 LTS 日本語 Remix」に「TensorFlow」バイナリをインストールする

1. 前提となる環境
インストールするコンピュータの仕様は以下のとおり。

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Dell Inspiron 14 7472 Core i7モデル 18Q42P
OS:Ubuntu 18.04 LTS 日本語 Remix
CPU:インテル Core i7-8550U (4Mキャッシュ、最大4.0GHz)
GPU:NVIDIA GeForce MX150 GDDR5 2GB
メモリー:8GB DDR4 2400MHz(最大16GB)
保存装置:128GB SSD (Windows10) + 1TB 5400rpm HDD (Ubuntu18.04)
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ここでは、「Python 3.6」仮想環境にGPU版「TensorFlow」をバイナリインストールするものとして、インストールまえに必要になる準備作業について記述します。
CPU版「TensorFlow」をインストールする場合は、GPUサポートのために必要になる「CUDA」関連の部分は無視してください。

・「python3-pip」「python3-dev」インストール
「TensorFlow」バイナリをインストールするさい、必要になる「Python 3」パッケージをあらかじめインストールしておきます。

$ sudo apt-get install python3-pip python3-dev


・GPUサポート
ここでは、「CUDA 9.0」+「cuDNN 7.0」が「/usr/local/cuda-9.0」ディレクトリへインストールされ、そこへのパスがとおっているものとします。
「CUPTI」は「CUDA 9.0 Toolkit」にふくまれているため、あらためてインストールする必要はありませんが、パスをとおしておく必要はあります。

$ export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/local/cuda-9.0/extras/CUPTI/lib64


2. 「TensorFlow」pipパッケージのインストール
Install TensorFlow on Ubuntu」で推奨されている手順にしたがって、Python環境管理ツール「Virtualenv」を利用して「Ptyhon 3.6」仮想環境を作成し、そのなかに「TensorFlow」をインストールしていきます。
ここでは、「~/virtualenv」ディレクトリ以下に、「Python 3.6」仮想環境「py3」を作成します。

$ sudo apt-get install python3-pip python3-dev python-virtualenv
$ sudo pip install -U pip
$ mkdir ~/virtualenv
$ cd ~/virtualenv
$ virtualenv --system-site-packages -p /usr/bin/python3.6 py3


作成した仮想環境「py3」を有効化し、必要におうじて「pip」を最新のものに更新しておきます。

$ source py3/bin/activate
(py3) $ pip update -U pip


必要な仕様におうじて、該当する「TensorFlow」pipパッケージをインストールします。

・CPU版「TensorFlow」インストールのためのpipコマンド

(py3) $ pip install -U tensorflow

もしくは、バージョンなどを指定するさいは、該当するリモートURLを使います。
(py3) $ pip install --upgrade https://storage.googleapis.com/tensorflow/linux/cpu/tensorflow-1.9.0-cp36-cp36m-linux_x86_64.whl


・GPU版「TensorFlow」インストールのためのpipコマンド

(py3) $ pip install -U tensorflow-gpu

もしくは、バージョンなどを指定するさいは、該当するリモートURLを使います。
(py3) $ pip install --upgrade https://storage.googleapis.com/tensorflow/linux/gpu/tensorflow_gpu-1.9.0-cp36-cp36m-linux_x86_64.whl


3. 「TensorFlow」インストールの検証
ここで、「TensorFlow」が正しくインストールされているかどうか、検証しておきます。
「~/virtualenv」ディレクトリへ移動し、「TensorFlow」をインストールした「Python 3.6」仮想環境「py3」を有効化したうえで、「Python 3.6」シェルをひらきます。

$ cd ~/virtualenv
$ source py3/bin/activate
(py3) $ python


「Python 3.6」シェルで以下のようなコマンドをたたいていき、「Hello, TensorFlow!」と出力されれば、「TensorFlow」のインストールは正常に完了しています。

# Python
>>> import tensorflow as tf
>>> hello = tf.constant('Hello, TensorFlow!')
>>> sess = tf.Session()
>>> print(sess.run(hello))


4. pipパッケージのアンインストール、および仮想環境の削除
仮想環境「py3」にインストールした「TensorFlow」pipパッケージをアンインストールするには、仮想環境「py3」が有効化された状態で、以下のコマンドを実行します。

(py3) $ pip uninstall tensorflow


この仮想環境「py3」じたいが不要になった場合は、仮想環境「py3」を無効化したうえで、「~/virtualenv」ディレクトリ以下の「py3」ディレクトリをそのまま削除してしまいます。

(py3) $ deactivate
$ rm -r ~/virtualenv/py3



参考ウェブページ一覧表(順不同)

https://www.tensorflow.org/
https://www.tensorflow.org/install/
https://www.tensorflow.org/install/install_linux
https://www.tensorflow.org/install/install_sources
https://github.com/tensorflow/tensorflow
posted by hatakazu at 21:28| Comment(0) | Linuxとか | 更新情報をチェックする
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