2017年12月28日

青空文庫を持ち歩く

hatakazuは移動中に本を読むことがおおく、もうかなり古い型式となってしまいましたが、いまでも「kobo aura」をいつも持ち歩いています。
動作がおそくて反応がおくれるのがいらいらすることはありますが、ふつうに本を読みはじめればほとんど問題ないし、日本語の活字だけなら画面表示もきれいで読みやすい。
かつてはSDカードを挿入して保存容量を追加し、紙書籍からスキャンして作ったPDFファイルをいれたりもしてたんですが、PDFファイルだと右綴じの本でも左綴じの操作でページをめくっていかないといけなくて、快適に読むことができず最終的に断念しました。
そうすると基本的に文字情報のみということになるので、いまはSDカードもはずしてしまって、本体の保存容量だけでじゅうぶん使えています。
そんなわけで、和書なら「青空文庫」、洋書なら「Project Gutenberg」にはいつもお世話になっています。

「Project Gutenberg」では、それぞれの本についていろいろな形式のファイルが用意されていて、koboで読める「epub」ファイルやkindleむけの「mobi」ファイルをダウンロードできます。
koboの場合は「epub」ファイルの拡張子を「kepub.epub」に変更する必要がありますが、いずれにしてもほとんど追加で手間をかけることなく、主要な電子書籍リーダでそのまま読めるようになっているのはありがたいことです。

それに対して「青空文庫」の場合は、「テキストファイル(ルビあり)」ファイルをダウンロードしたあと、koboで読めるかたちに変換するためにひと手間かかります。
その変換をサポートする「AozoraEpub3」というツールが「https://www18.atwiki.jp/hmdev/pages/21.html」にて公開されており、hatakazuもこれを利用させてもらってます。
端末設定の選択肢に「kobo aura」はありませんが、かわりに「kobo glo」を選べば、変換後のファイルの拡張子を「kepub.epub」に設定できます。
もうひとつだけ、「詳細設定」タブにある『「〇〇」に「××」の注記』設定で、「ルビ」を選んでおきます。
とりあえず上記設定にしておいて、青空文庫からダウンロードした「テキストファイル(ルビあり)」ファイルをドラック&ドロップすれば、koboで読める縦書きルビつきの「kepub.epub」ファイルが生成されます。

基本的には読みたい本をダウンロードしてきて、一括でファイル変換してはkoboへ送りこんでいたのですが、青空文庫すべてのファイルを「kepub.epub」ファイルに変換したうえで、ひとつのアーカイブファイルとして配布されているサイトがあることを知りました。

http://www.nurarikobo.kobodeaozora.asia/

なんと、2017年 12月6日現在で「13,927」冊が、ひとつのzipファイル「nurarihyon6dec17.zip」として配布されています。
13,927冊といっても、いちいちファイル形式を変換したりする必要はありません。
ダウンロードした「nurarihyon6dec17.zip」ファイルを解凍し、生成された13,927個の「kepub.epub」ファイルをkoboへなんらかの方法(USD接続して内部メモリに直接書き込んでもいいし、SDカードにコピーしてkoboに挿入してもいい)で送ってやるだけで、まるまる青空文庫を持ち歩けるkobo端末のできあがりです。
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